RESEARCH – 研究内容

私たちは生物生産機械システムに関する情報の計測 ,システム工学的手法による低環境負荷型生物生産システムの開発及び 制御 ,環境に優しいシステム構築等に関する理論・技術について教育・研究を行っています.また,作物栽培における各種情報の計測・解析・予測および制御に関して情報処理をはじめ数学・物理学を用いた特色ある研究を行っています.以下に私たちが対象とする生産システム・環境システムの具体的内容を示します.(2018.4.1現在の研究内容)


福島准教授の研究内容

専門は農業機械学です.農業機械学はトラクタ,コンバインなどの圃場で動く機械だけではなく,近年話題に挙がる農業ロボットや生育環境が適切に制御される植物工場,農作物の生育管理のための農業情報システムやそれに付随するセンサ,さらには収穫後の貯蔵技術や流通システムなども研究対象になります.すなわち,食料生産における生産・管理・流通の中で必要な技術を総称して農業機械といいます.その中でも,当研究室では以下のことに取り組んでいます.


★農作物の生育・生理情報を把握するセンサ開発

ls001

農作物の生育診断は,肥培効果の把握や収量予測をする上で重要な情報です.それらを非破壊かつ現場で実用的に計測するためのセンサ開発が必要です.本研究室では、植物体の硬さを利用したセンサ開発や光計測技術を応用した植物体の水動態を把握するセンサ開発を行っています.

【キーワード】植物生理,植物の力学,水動態,蒸散,光センシング,レーザスペックル,葉脈,半導体レーザ,ヤング率,曲げ剛性,葉面積推定,Matlab


★クローラ車両の制御に関する研究

履帯張力変動図

クローラは低踏圧,高牽引力を有する優れた走行装置です.特に軟弱路面を対象とする農業現場に適しています.現在では,前輪と後部クローラ走行装置を備えたセミクローラ車両が普及しています.本車両の更なる走行性・安全性向上のため,高度な走行負荷センシングと制御技術について研究しています.

【キーワード】クローラ(履帯),セミクローラ,トラクタ,履帯張力,走行シミュレーション,マルチボディダイナミクス,CAD/CAEシミュレーション,SolidWorks,RecurDyn,張力センサ,ひずみゲージ,静電容量式,アクティブテンションコントロール


★青果物輸送時の負荷特性センシングデバイス”Fruits Sensor”の開発

sensors1

輸送中の農産物は,その道中,様々な物理的負荷を受けています。特に柔らかい青果物については,その被害が顕著です.一方,今後の日本の農業においては輸出量を増やす方向にあり,輸送距離の遠距離化が進みます.本研究では,輸送農産物の物理的負荷特性を正確に把握するためのセンサデバイスを開発しています.

【キーワード】輸送,青果物,PIC/AVRマイコン,食品サンプル,マルチセンサユニット,3Dプリンタ


★魚類の行動監視(バイオロギング)に関する研究

三重大学生物資源学部の特徴は,多様な研究領域があることです.本研究は,農業機械とは関連がないものの水産系の先生と共同で研究を進めています.詳しい内容がまとまり次第,公開します.

【キーワード】海洋生物,行動監視,バイオロギング


詳しくは,福島(メンバーページ)までお問い合わせください.


滝沢助教の研究内容

専門は環境工学です.環境工学の中でも特にバイオマスの有効利用というテーマを軸に,これまで堆肥化,メタン発酵,バイオディーゼルおよびバイオプラスチックの研究を行ってきました.バイオマス資源の有効な利活用が環境およびエネルギー問題の解決策の一つとなるよう努力しています.また環境負荷低減に寄与する資源循環システムを作ることを目標としています.現在は以下のことに取り組んでいます.


★外部熱源不要な半炭化技術の開発

半炭化

半炭化は通常の炭化に比べ,400℃以下の比較的低温で行われるため,有機物の残存量が高く,利用できるエネルギーの総量は大きくなります.本研究では従来とは異なる新たな半炭化法の開発を行い,また得られた半炭化物の性能評価等を行っています.

【キーワード】半炭化,廃棄物系バイオマス,熱量,揮発性ガス,含水率


★微細藻類からのバイオ燃料生産に関する研究

微細藻類

再生可能エネルギーの一つにバイオディーゼルがあります.これはバイオマス由来の脂質を化学変換することで得られる軽油に相当する代替燃料です.本研究では近年注目されている微細藻類を利用したバイオディーゼル生産の研究を行っています.

【キーワード】再生可能エネルギー,バイオディーゼル,微細藻類,加水分解,脂質


詳しくは,滝沢(メンバーページ)までお問い合わせください.