環境情報システム工学講座は,自然との共存を図り,地域に根ざしたグローバルかつ広範囲な視点に立ち,適正な生物資源の開発・利用及び環境の診断・評価・改善・保全・創造を行うための「環境」・「情報」・「システム工学」に関する教育・研究成果を生み出すことを目指しています.そのために,生物資源の開発・利用及び環境の診断・評価・改善・保全・創造に関連のある物理学,生物学,工学,環境科学,社会科学,情報科学など幅広い講義や実験・実習を通し,独創性と専門性を兼ね備え,広い視野を持ち,自らの力で問題解決ができる知識と能力を身につけ,国際的にも活躍できる人材の育成を目標にしています.
このような方針から,本講座学生として以下のような資質が望まれます.
1. 自然を愛し,適切な生物資源の開発・利用及び環境の診断・評価・改善・保全・創造に関心があること.
2. 自然科学に関心を持ち,基礎的学力があり,それを応用する意欲があること.
3. 基礎的な語学能力を持ち,国際的に通用するコミュニケーション能力を身につける意欲があること.
4. 自ら行動し,「情報工学」や「システム工学」に関する知識を応用して,「環境」,「生物資源」および「新しいシステムの創成」などに関する実際問題の解決能力を身につける意欲があること.
本講座では,一般選抜,普通高校などを対象とした推薦入試,帰国子女特別選抜および社会人特別選抜などにより共生環境学科に入学した学生に加えて,専門高校卒業生を対象とした推薦入学,および高等工業専門学校卒業生や短期大学卒業生を対象とした第3年次編入学試験によって入学する学生などのように,多様な入学者の受け入れ体制を整えています.
そのうち,専門高校を対象とした推薦入学では,当該学校長が推薦し,学力および人物に優れた人を対象とし,小論文と面接によって,目的意識,学習意欲,基礎的な知識・理解力がある学生を選抜します.
また,高等工業専門学校卒業生や短期大学卒業生を対象とした第3年次編入学では,1年次からの入学者とは異なる経験を生かして積極的に学ぶ意欲があり,コミュニケーション能力,基礎的な知識・理解力がある学生を,英語,専門科目(数学),面接を総合して選抜します.